営業/マーケティング部門の業務効率化や生産性の向上に欠かせないMAツールには数多くの種類があります。自社の抱える課題の解決に役立つものを迷わずに選べるように、ツールごとの特徴や、選ぶ際に押さえておくべきポイントについて理解しておきましょう。この記事では、おすすめのMAツール10選と、MAツールの選び方について解説します。

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1. MA(マーケティングオートメーション)とは?

マーケティングオートメーション(MA)とは、ITツールを活用することで、顧客情報の収集や蓄積、見込み顧客の育成、販売促進活動やその結果の分析、といった企業におけるマーケティング活動を「自動化させる仕組み」のことです。

MAの仕組みを社内に構築することによって、これまで人的工数を要していたマーケティング業務の自動化が可能になり、マーケティング活動の効率化や業務の生産性向上を期待することができます。このような効率化や生産性向上の実現を目指して、大企業だけでなく、中小/中堅企業においてもMAの仕組みを導入しようとする動きが近年活発化しています。

2. 良いMAツールとは?選ぶうえでの比較ポイントは?

どのようなMAツールを選べばよいのでしょうか。ここからは良いMAツールを選ぶための比較ポイントについて解説します。

【MAツールの比較ポイント①】
BtoB向け or BtoC向け

BtoB事業におけるMAは主に「新規顧客の獲得」を目的としており、潜在顧客や見込み顧客に効率的にアプローチするために活用されるのに対し、BtoC事業におけるMAは、CCCM(Cross Channel Campaign Management)とも呼ばれ、主に「既存顧客の育成」を目的としており、メールやLINE、SMSといった複数の販売促進チャネルを組み合わせて顧客にアプローチすることで、既存顧客を育成するために活用されます。

そのため、管理するリード数や、セグメントの細かさ、配信するメールの数も違いますし、搭載している機能も全く異なります。ツールを選ぶ際には、BtoB向けのツールなのかBtoC向けのツールなのかを確認することが大事です。

【MAツールの比較ポイント②】
導入事例/導入実績

導入事例や導入実績もツール選定においては重要なポイントです。自社のビジネスモデルに近しい企業の導入実績があるかどうかは確認しておきましょう。サイト上に事例が掲載されている場合は、記事を見たり資料をダウンロードして必ず確認しておくべきです。サイト上に掲載されていない事例もあるため、営業担当に質問することもおすすめします。また、業界ごとにテンプレートが用意されている場合もあるので、導入実績が豊富なツールを選ぶのも大事なポイントです。

【MAツールの比較ポイント③】
機能の豊富さ

搭載されている機能はツールによって全く違います。ポイント①でも記載した、BtoB向けかBtoC向けかという観点では、BtoB向けの場合、リード管理機能、スコアリング機能、メール配信機能などの機能を有しているのに対し、BtoC向けでは、メール配信機能、LINE配信機能、SMS配信機能、シナリオ機能などを搭載しています。また、BtoC向けツールの同じ機能でも、できることや強みに差があるため、自社にとって必要な機能が網羅されているかは必ず確認しておきましょう。

【MAツールの比較ポイント④】
サポート体制の充実度

MAツールには大きく「導入」と「運用」の2つのフェーズがあります。ツールによっては、どちらもサポートがつかないもの、導入のみサポートがつくもの、導入も運用もサポートしてくれるもの、など様々です。マーケティングやデータに関するリテラシーが低い企業などでは、サポート体制の充実度も考慮してツールを選ぶことが大切です。

【MAツールの比較ポイント⑤】
既存ツールとの連携性

MAツールを活用する場合、自社の基幹システムや、SFAやCDPなどのツールと連携することが一般的です。ツールによっては連携方法が決まっていたり、そもそも連携できないツールもあったりするため、すでに自社で導入しているツールや基幹システムと問題なく連携できるかどうかは確認しておきましょう。

【MAツールの比較ポイント⑥】
費用対効果

MAツールを導入して生産性や売上が改善したとしても、改善した生産性や売上以上にコストがかかってしまっては意味がありません。コストに対してどれだけの効果が見込めるのかを考えて費用対効果が高いツールを選ぶことも必要です。

【MAツールの比較ポイント⑦】
操作性

MAツールは日常的にマーケティング担当や営業担当が操作するツールです。MAツールの中には外資系のツールも多く、一部の表記が英語になっていたり、どのボタンを押せば何ができるのかがぱっと分かりづらいツールも多いです。また、”ツール選定者”と”ツール運用者”が違うケースも非常に多いので、実際にツールを操作する運用担当が使いやすいかどうか、機能を使いこなせるのかどうか、という点にも注目して選ぶことが大事です。

3. MA(マーケティングオートメーション)ツールの選び方

MAツールを選ぶ前に、自社の課題や導入する目的を必ず洗い出しておきましょう。そうすることで、先に挙げた比較ポイントの優先順位が決まるはずです。優先順位の高い項目から比較検討していけば、自社に合うツールを選ぶことができるでしょう。

 

4. おすすめMAツール10選

ここからは、多くの企業で導入されているおすすめのMAツール10選を紹介していきます。比較しやすいように、共通の6項目で解説していきます。導入を検討する際の参考になれば幸いです。

4-1. Marketo Engage

「Marketo Engage」はAdobeが提供するMAツールです。大企業からスタートアップまで全世界で5,000社以上の導入実績があります業界/業種を問わず幅広く導入されているツールです。

● 特徴
リードの育成(ナーチャリング)が得意です。クロスチャネルのリードナーチャリングに対応しています。AIのサポートによって、顧客ごとにコミュニケーションを最適化できるのも特徴です。ホットリードを可視化して、最適なタイミングで営業と連携し、売り上げの向上につなげます。数多くの外部システムと連携できる拡張性の高さも魅力です。

● 向いている業態
比較的BtoB企業での活用が多いですが、BtoCにも対応しており、企業の規模や業界/業態も問わず、幅広き企業に導入されています。導入後にカスタマイズすることを考えている企業におすすめです。

● 導入実績
日本でも幅広い業界で導入されています。家電メーカーのPanasonic、不動産のCHINTAI、人材サービスのPASONA、金融のみずほ銀行、製薬業のロート製薬、文具メーカーのコクヨなど、企業規模も業態もさまざまです。

● 機能の豊富さ
メールや広告等のチャネル別マーケティング機能、リード/アカウント管理機能、営業連携、支援機能などの機能を搭載しています。

● サポート体制
ユーザーサポートやカスタマーサポートだけでなく、コンサルティングサービスも用意されています。学習コンテンツも豊富で、セミナーや有償トレーニングを利用することも可能です。

● 費用対効果/価格
利用する機能の範囲を選べる4つのパッケージが用意されています。それぞれデータベースのサイズによって価格が変動するので、問い合わせが必要です。

4-2. SATORI

国産のMAツールの中では認知度が高く、1,000社以上の導入実績があります。BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumnのマーケティング部門1位やITreview 2022 WINTERのMA部門Leaderなどを獲得しているMAツールです。

● 特徴
SATORIが得意としているのは、新規顧客の開拓です。ウェブサイト上でコンバージョンを促し、購買意欲が高まった見込み客だけを選んで、最適なタイミングで自動的にアプローチをかけます。リード客の一元管理は、オンラインでもオフラインでもでき、実名顧客だけでなく匿名顧客の管理も可能です。

● 向いている業態
特にどの業態に向いているということはなく、幅広く対応できるツールですが、BtoC企業よりはBtoB企業の方が利用している企業が多いツールです。

● 導入実績
規模の大小を問わず多くの企業に導入されています。例えば、USEN-NEXTグループ、ユニ・チャーム、アデランスなどもユーザーです。BtoB、BtoCのいずれにも導入実績があります。

● 機能の豊富さ
リード管理機能とリードジェネレーション機能、リードナーチャリング機能が特に充実しています。

● サポート体制
純国産のMAツールなので、日本人スタッフが日本語で使い方の説明をしてくれます。日本の商習慣を理解したうえで機能の使い方を教えてもらえるので安心です。海外版のMAツールと違い、時差を感じることなくスムーズにサポートを受けられます。

● 費用対効果/価格
基本機能の利用は税別で初期費用30万円、月額14.8万円です。その他の機能は有料のオプションになります。必要な機能や従量によって金額が変わるので、見積もりが必要です。

4-3. Synergy!

シナジーマーケティング株式会社が提供する、国産CRMシステムです。MAの機能も一部有しており、2021年にはITreviewのCRM部門とMA部門双方でLeaderを獲得しました。CRM部門では9期連続受賞するなど、使いやすさや満足度の高さを証明しています。

● 特徴
成果を出すために必要な最低限の機能だけに絞って搭載している点が最大の特徴です。それでも、集客から顧客情報の一元管理、クロスチャネルでのメッセージング、分析までをサポートできる内容を網羅しています。

● 向いている業態
新規顧客やリピーターを増やしたいすべての業態・業種が対象です。BtoB企業、プロスポーツチーム、不動産業界、一次産業、地方銀行、教育サービス業などに特化したソリューションがあります。

● 導入実績
幅広い業態で導入実績があります。プロ野球の福岡ソフトバンクホークスがファンとのエンゲージメントを目的に導入していたり、靴のヒラキでは、メールの改善により、メール経由の売り上げが前年比の2倍に成長しました。

● 機能の豊富さ
使いやすさを重視して、機能は必要最低限に厳選しています。データベースにデータを集めるための機能と、顧客に情報を伝えるための機能に絞っています。データを集める機能はフォームとアンケートの2機能だけです。メール配信、LINEへの配信、広告連携、Webの4機能で顧客に情報を伝えます。

● サポート体制
電話、メール、サポートサイトで無償のカスタマーサポートを受けられます。メールは24時間対応で、平日17時までに届いた分はその日のうちに回答を受けられます。無償の操作セミナーや、さまざまな代行サービスも利用可能です。

● 費用対効果/価格
税別の利用料金は初期費用が11.8万円、1カ月あたり1.5万円です。オプション機能として、メール配信、アンケート、LINEへの配信、Webパーツがあります。いずれも初期費用は3万円、月額料金はール配信とWebパーツが月1万円~、アンケートは月1.5万円~、LINEへの配信は0円~です。

4-4. b→dash

SQLの知識がなくても簡単にデータを扱えるクラウドベースのデータマーケティングシステムです。国産のツールで、誰でも使いやすい操作性のよさと、機能の充実さを兼ね備えています。

● 特徴
「データパレット」という機能を使って、ノーコードで誰でも簡単にデータの取り込みや加工、統合、抽出、活用ができます。また、MA、BI、web接客、CDPなどのデータマーケティングに必要な機能がすべてそろったAll in Oneのシステムです。

● 向いている業態
店舗、EC、アプリなど、データ量が多く、複数のツールやシステムで管理している情報を統合し、マーケティングに生かしたい企業に向いています。また、メールだけでなく、LINEやweb接客、アプリPushなど複数チャネルで顧客にアプローチをすることも可能なので、BtoC企業に向いています

● 導入実績
小売、人材、金融、スクール、スポーツチームなど幅広い業態で導入されています。ライトオン、クレディセゾン、スリムビューティハウス、阪急阪神百貨店、楽天野球団などが導入先です。

● 機能の豊富さ
データマーケティングに必要な機能を網羅しています。データの加工/統合をノーコードで実現可能なデータパレット、さまざまな外部ツールやビジネスデータの連携/統合が可能なCDP、他にもMA、web接客、BI、LINE連携や広告連携、SNS配信など、b→dash一つであらゆる機能を網羅することができます。

● サポート体制
導入企業が3カ月以内に業界/業態に特化した100を超える施策や分析を実施できる環境を初期構築する「オンボーディングプログラム」が用意されています。また、ツール導入後も専任の担当がつき、サポートも無料で受けられる点が特徴です。

● 費用対効果/価格
月額20万円程度から利用することができますが、ツール機能や活用するデータ量によって金額が変動するため、問い合わせて見積もりをもらうことをおすすめします。

4-5. Salesforce Pardot

BtoBマーケティングの自動化を目的としたMAツールです。顧客との関係構築を最重視しています。営業担当者が適切なタイミングで見込み顧客のフォローができるようサポートするツールです。

● 特徴
個々の見込み客に合わせてアプローチを最適化できます。営業やマーケティングにおける単純作業を自動化し、必要な業務に集中できる環境を整備できるツールです。バラバラに行われていた営業活動とマーケティング活動を連携させ、営業効果を最大限に引き上げます。

● 向いている業態
BtoBビジネスを行っている業態であれば、企業の規模は問いません。確度の高い見込み客と良好な関係を築き、受注につなげていきたい企業であれば、導入の対象です。

● 導入実績
全国で250社以上が導入しています。LINE、リコー、日立製作所、チューリッヒ保険会社、理研ビタミン、NTTデータなどが主な導入先です。

● 機能の豊富さ
プランによって搭載される機能が異なります。標準的なMA機能をベースに、分析機能を追加したり、高度な内容のものに変更したりすることが可能です。

● サポート体制
Pardotの導入サポートは、導入を仲介した業者によって内容が異なります。基本的に有料で、ある会社を通じて導入した場合では、お問い合わせサポートが月10時間から税別10万円、設定代行サポートは3カ月あたり30時間からで税別10万円、運用トレーニングは管理者向けが税別20万円、ユーザー向けが税別30万円です。

● 費用対効果/価格
Growth、Plus、Advanced、Premiumという4種類の料金体系です。最低価格の税別月15万円で導入できるGrowthは、顧客の成長を加速する手助けをする機能だけを利用できます。最も導入事例が多いAdvancedは、高度なMAと分析機能が使えて、月額料金は税別48万円です。予測分析ツールやサポートを含むすべての機能を使えるプランは、費用が月額で税別180万かかります。さらに費用をかけて機能を拡張することも可能です。

4-6. Hubspot Marketing hub

マーケティングに必要なツールを集約し、データを一括管理できるようにするツールです。

● 特徴
無料で使える機能からビジネスの規模に合わせてアップグレード可能です。最大までアップグレードすれば、すべてのマーケティング業務を1つのツールで完結させることができます。特に、リードのコンバージョン率向上に強みを発揮するツールです。

● 向いている業態
規模や業態を問わず利用可能ですが、BtoB企業での利用が多いツールです。Sales HubやCMS HubなどHubSpotのほかの製品を導入している企業は組み合わせると効果が出やすくなるので導入するとメリットがあるでしょう。

● 導入実績
Sansan、NTTデータスマートソーシング、DeNAなどが主な導入先です。無料版から有料版までカスタマイズが可能なので、企業の規模を問わず多くの企業が導入しています。

● 機能の豊富さ
マーケティング業務に必要な機能はすべて網羅できます。主な機能は、ブログ、SEO、広告のトラッキングと管理、ソーシャルメディア管理、動画、ウェブチャットなどです。無料のツールから必要に応じて機能を増やせます。

● サポート体制
日本語でのカスタマーサービスを受けられます。プランによって利用できるサポートが異なり、電話、Eメール、ウェブチャットなど方法はさまざまです。また、無料の学習コンテンツの提供などもあります。

● 費用対効果/価格
完全無料版の提供があります。期間の制限がないので、無料版を使い続けることも可能です。それ以外に税別で月額5,400円から使えるStarter、月額9.6万円から使えるProfessional、すべての機能が使える月額38.4万円からのEnterpriseという3つのプランがあります。

4-7. List Finder

BtoB向けの国産MAツールです。国内で1,600以上のアカウントで導入されています。上場企業での導入率は国内No.1です。

● 特徴
初めてMAツールを利用する担当者でも直感的に操作できるわかりやすいツールです。購買意欲が高まっている見込み客だけをターゲットとして、効率的な営業活動をできるようにします。

● 向いている業態
導入費用が比較的安いので、中小企業やITベンチャー、ECサイト運営者などでも利用しやすいといえます。また、他ツールとの連携が可能なので、SansanやSalesforceを利用している企業にもおすすめです。

● 導入実績
構造計画研究所、イナリサーチ、イースト、デジタル総合印刷、JBMコンサルタント、テリロジーサービスウェアなどが主な導入先です。

● 機能の豊富さ
名刺データ化代行、企業属性不要、リード情報管理、フォーム作成、名刺管理ツールのSansan連携、メール配信などが主な機能です。

● サポート体制
導入時には担当コンサルタントのサポートを無料で受けられます。勉強会や個別相談会など導入後の無料サポートもあり安心です。

● 費用対効果/価格
料金プランは3種類あり、初期費用はいずれのプランでも税別10万円です。基本的な機能のみのライトプランは税別月額3.98万円で利用できます。セミナーページ作成や企業属性付与、フォーム作成、PDF閲覧解析の機能をプラスしたスタンダードプランは税別月額5.98万円です。さらにSalesforce連携やシナリオ設定の機能を追加したプレミアムプランでも税別月額7.98万円で利用できます。

4-8. Oracle Eloqua

Oracle社が提供するMAツールです。MAツールとしては長く販売/利用されている製品で、世界中に導入企業があります。

● 特徴
Basic、Standard、Enterpriseという3つのエディションがあり、企業の規模に応じて導入できます。シンプルでわかりやすいインターフェイスと操作性のよさが魅力です。SFAツールやCRMツール、ウェブ広告、ウェビナーツールなどとも相性がよく、多くのツールと連携できます。

● 向いている業態
BtoB企業を中心に、メールの配信先や顧客情報が多い企業に向いています。また、細かいキャンペーン設計が可能なので、商材が多い企業でも自動でそれぞれの商材に対応した柔軟なマーケティングができそうです。

● 導入実績
海外での導入実績が多いツールです。Bank of Guam、bmc、cisco、MACKなどが主な導入先です。ネスカフェ ドルチェ グストやパナソニックでも導入されています。

● 機能の豊富さ
StandardプランでもEloquaの全機能を利用できます。Eloquaの主な機能は、メール機能、コンテンツ作成・管理機能、キャンペーンシナリオ作成機能、スコアリング機能、レポート効果測定機能です。

● サポート体制
Oracleのサポート窓口があります。ウェブサイトを通じて24時間365日対応で問い合わせ可能です。日本語でのサポートを受けられます。電話でのサポートも可能です。

● 費用対効果/価格
企業の規模に応じた3プランがあり、それぞれ料金が異なります。初期費用は税別200万円から、月額料金は税別20万円からです。実際の料金はそれぞれの企業が何をしたいか、どのような機能が必要かに応じて決まります。

4-9. BowNow

クラウドサーカス社が提供するBtoB向けMAツールです。初期費用がかからず、無料で使い続けられるコストパフォーマンスの高いMAツールです。

● 特徴
ユーザーの行動を見える形にして、購入意欲が高まっている見込み顧客を発見します。営業が最も効果の出やすいタイミングでアプローチできるようにするツールです。最大の特徴は基本機能だけなら初期費用をかけずに導入でき、納得のいくまで無料で使い続けられる点です。

● 向いている業態
基本的な機能は無料で利用できるので、導入コストをかけられない企業におすすめです。手厚いサポートが受けられるため、マーケティング専門部署のない企業にも向いています。

● 導入実績
日本国内で6,900社以上が導入しています。初期費用をかけずに基本機能を無料で使い続けられることもあり、導入企業の多くがBtoBの中小企業です。

● 機能の豊富さ
見込み顧客を集めて判別するための機能、顧客と良好な関係を築くための機能、ベストなタイミングで商談を仕掛けるための機能など基本的なものだけでも十分に備わっています。有料版で追加されるのは、Salesfoce連携やCookie取得一覧表示の機能です。

● サポート体制
1to1導入支援、勉強会、動画、技術支援、コンテンツという5つのサポート体制が用意されています。また、有料プランの場合は、導入後もBowNowスタートアッププログラムを受けられます。デジタルマーケティング知識をつけ、最短で成果を出すためのプログラムです。

● 費用対効果/価格
無料で使えるフリーのほかに、税別月額5,000円のエントリー、2万円のライト、3万円のスタンダードの3プランがあります。従量課金オプションは、リード数が5,000件ごと、PV数が5万PVごとに1万円です。

4-10. MAJIN

MAJINは、広告事業に長年携わってきた企業ジーニーが開発した国産のMAツールです。操作性がよく直感的に操作できます。

● 特徴
広告を使った集客や、広告との連携が得意です。操作パネルがシンプルで、MAツールを初めて使う人でも直感的に操作できます。担当者が使いこなせず困るようなことはありません。顧客へのアプローチ手段も豊富に用意されているので、営業のチャンスを逃さずに済みます。

● 向いている業態
BtoB、BtoCの両方に対応しています。企業の規模や業態を問いません。操作性がよいので、ITツールの取り扱いに慣れていない企業や、営業スタッフの年齢層が高い企業にもおすすめです。

● 導入実績
大企業よりも中小企業の導入が多いようです。費用対効果が高いツールということもあり、実際にアクティブ率が大幅に上がり、CPAが大幅に改善されたという声も聞かれます。

● 機能の豊富さ
BtoB、BtoCの機能を兼ね備えています。リード管理機能は、カスタマー管理のほか、ラベル設計やスコアリング、フォーム作成などです。配信はチャネルに応じて、メールSMS、プッシュ通知、ポップアップなどを使い分けられます。配信方法は、一斉配信のほかに、定期配信、シナリオ配信を利用できます。レポート機能は、キャンペーンレポート、来訪者レポート、来訪機能レポートの3種類です。

● サポート体制
MAJINの公式サイトにサポートに関する詳しい記載はありませんが、電話やメールでのサポートは受けられるようです。

● 費用対効果/価格
初期費用は企業の規模や状況によって異なります。月額費用はスタンダードプランで税別月額10万円~です。Cookie、メール配信数、LINE配信数などの上限が決まっています。Webプッシュやポップアップ、SMS、API企業分析の各機能はオプションです。

5. まとめ

MAツールには、初期費用と月額費用があり、無料で利用できるものあれば、かなり高額な費用がかかるものもあります。有料版の方が利用できる機能が多くなりますが、使いこなせない機能ばかりでは費用対効果が悪いと言わざるを得ません。自社の課題解決に必要な機能を備えている費用対効果の高いツールを選んだうえで、使い勝手を確認するようにしましょう。

[参考記事]
マーケティングツールとは?
MAのシナリオ設計のコツ!マーケティングで成果を生むには?

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  • Marketics 編集部

    ユーザーデータ・広告データ・購買データなど、マーケティングプロセス上に存在する全てのビジネスデータを、 ノーコードで、一元的に取得・統合・活用・分析することが可能なSaaS型データマーケティングプラットフォーム「b→dash」が運営する マーケティングメディア「Marketics」の編集部。インタビュー記事やノウハウ記事を定期的に発信しています。

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