数年前まで、メールを受信する端末といえばPCが一般的でしたが、昨今ではスマートフォンやタブレットの普及により、モバイル端末でメールを受信する機会も多くなってきました。これからメールマーケティングを始めようと思っている企業は、モバイル端末でも読まれることを想定してメルマガを作成する必要があります。今回は、これからメールマーケティングを始める担当者、それもメルマガに馴染みのないBtoB企業の方向けに、3つの注意すべきポイントをご紹介します。

目次
〇モバイル端末の普及
 ・時代はPCからモバイル端末へシフト
 ・SNSの活用が明暗を分ける
〇メルマガ初心者が陥る3つの落とし穴
 ・最適なメール形式
 ・配信の時間帯
 ・私信メールと一斉配信
〇最後に

モバイル端末の普及

時代はPCからモバイル端末へシフト

スマートフォンが登場したのは2010年頃です。そこからわずか3年で、スマートフォンの世界普及率は60パーセントを超えました。また、タブレットの年間出荷台数も、前年比150パーセントの2.17億台まで急激に増加しています。

ビジネスの領域でも、その影響は少なくありません。従来、PCに向かわなければできなかった、資料作成や仕事や会社間でのやり取りが、モバイル端末を使い24時間どんな場所でもできるようになったため、通勤時間や隙間時間で仕事をすることが可能となりました。メルマガの購読も例外ではなく、閲覧する端末も、PCからモバイル端末へと推移していっています。

SNSの活用が明暗を分ける

モバイル端末の普及に伴い、SNSも爆発的に世間に浸透しました。ある統計では、国内におけるSNS利用者は約80パーセントの確率でスマートフォンを使用しています。実際にBtoC向けのメルマガでは、モバイル端末に対応したものが多くなっており、そのメルマガがSNSで拡散されることで効果をあげています。このSNSの特性を利用し、より効果的なメルマガを配信することが大切です。例えば、メルマガを受信した人が、その内容をSNSに掲載したとします。すると、それはメルマガではなく口コミに変化し、話題性や信憑性が高い情報として、直接メルマガを読んでいない「未知の潜在顧客層」の目に触れる機会が広がります。

日本では、ビジネスシーンでSNSを活用している企業は15.8パーセントしかありません。しかし、今後、企業がメールマーケティングを行う企業にとってSNSは欠かせないものになっていくでしょう。普段からメディアなどに露出する機会の少ないBtoB企業なら尚更です。

また、実際にMA施策の実施によりメール開封率/クリック率200%アップを実現した事例について、下記資料にて詳しくご紹介しておりますので、こちらも是非合わせてご一読ください。

メルマガ初心者が陥る3つの落とし穴

最適なメール形式

モバイル端末を意識してメルマガを作成する場合、メールの形式を重要視する必要があります。外出先でメルマガを閲覧する際には、モバイル端末のブラウザやアプリを使用するため、当然デバイスに対応した形式で配信しなければいけません。HTMLメールを配信する場合は、モバイル端末で正しく表示されるかどうかを確認し、表示されない場合はテキストメールに切り替わるなど細かな設定が必要です。

配信の時間帯

モバイル端末でメルマガを受信する大きな特徴は、受信時にすぐ気付くことが出来るという点です。この特徴を生かすためには、メルマガを配信するタイミングに工夫を凝らす必要があります。例えば、通勤時間の8時や昼休みの12時など、受信時に閲覧しやすい時間を探しましょう。受信者がモバイル端末を使用しない時間帯に配信してしまうと、配信設定を解除される可能性も高まります。顧客の特徴にあわせ、どの時間帯が最も反応を得ることが出来るか、何回も試して検証しましょう。

一斉配信と私信メール

メールの配信方法は大きく2つあります。ひとつ目はメルマガによる一斉配信。ふたつ目は各担当者から個別で送る私信メールです。「メルマガ」と聞いて直ぐに考えられるのは、メール配信ツールを利用した一斉配信メールです。私信メールに比べ多くの顧客に対し短時間でメールの配信が行えます。だからメルマガを配信するのであれば、一斉配信。しかし、これは大きな誤解です。顧客は告知だと分かるような内容のメールではなかなかSNSでの拡散や返信は行いません。まるで自分のために送られてきたかのような内容を、適切な時間・タイミングで配信することで初めて行動を換気することが出来ます。

最後に

メールマーケティングはコストを掛けずに始められる施策のひとつです。小規模からでも初めて見てはいかがでしょうか。b→dash MAILは細かくセグメントを抽出し、戦略的なステップメールの配信が可能です。今なら無料のデモリクエストを承っていますので、ご興味ありましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。

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[参考記事]
メールマーケティングは古い?

弊社が提供している マーケティングツール『b→dash』 は、マーケティングプロセス上に 存在する全てのビジネスデータを、ノーコードで、一元的に取得・統合・活用・分析することが可能なSaaS型データマーケティングプラットフォームであり、BtoC業界を中心に、様々な業種・業態のお客様にご導入頂いております。

Editor Profile

  • 福井 和典

    株式会社データX マーケティング管掌執行役員

    日本IBMにてシステムエンジニア、GREEにてCRM領域のオペレーション企画、PwCでの業務コンサルタントとしての経験を経て、2016年よりデータXに入社。データX入社後は、カスタマーサクセス部門に在籍し、小売/金融/アパレル/ECなど幅広い業種に対するb→dash導入支援を統括。
    その後は、主にb→dashのマーケティング/広報/PR活動や事業企画に従事。

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