「鎌倉シャツ」の愛称を持つ、メーカーズシャツ鎌倉株式会社(本社:神奈川県鎌倉市/代表取締役社長:貞末民子)は、ビッグデータの活用を目的としたデジタルシフトの加速に向けて、オンラインとオフラインで分散していたユーザーデータを統合し全てのデータを横断的かつシームレスに活用するため、株式会社フロムスクラッチ(本社:東京都新宿区/代表取締役:安部泰洋、以降 フロムスクラッチ)が開発・提供するデータマーケティングプラットフォーム「b→dash(ビーダッシュ)」を導入・運用することが決定いたしましたのでお知らせいたします。
今回の導入・運用により、メーカーズシャツ鎌倉は、実店舗などのオフラインにおける顧客データやメール、ECサイトなどのオンラインデータを統合することで、セグメントを細分化させ、よりパーソナライズされた顧客体験創出を目指しデジタルシフトを推進いたします。
【b→dash導入の背景】
メーカーズシャツ鎌倉株式会社は、『Made in Japanの上質なシャツを手頃な価格で提供したい』という想いのもと1993年に創業しました。お客様に心地よい着心地や上質なものを身につけることで自信や誇りを持っていただけるよう、これまで決して品質に妥協することなく、シャツ作りに邁進し、現在、関東を中心に全26店舗を展開しています。1998年には、より多くのお客様に上質なシャツを低価格でお届けすべく、ECサイトをオープンしました。
店舗とオンラインの双方においてお客様との接点を持つ同社ですが、顧客データや売上データ等のビッグデータを活用したオムニチャネルの実現に向け、あらゆるデータを統合・活用した顧客満足度の高いマーケティング施策を実現すべくデータマーケティングプラットフォーム「b→dash」の導入を決定しました。元々は、店舗でのカード登録、ECサイトでのオンライン登録、メルマガ登録など、登録チャネルによって会員データが分断されシステム毎に管理されていたため、全てのデータを統合することによりお客様一人ひとりに最適なコミュニケーション施策を講じられるOne to Oneマーケティングの必要性を感じていました。
既存のマーケティングツールでは画一的なアプローチとなってしまうことの多かったメール送信やプッシュ通知、広告表示などのマーケティングアクションを、実店舗やECサイトなどに紐づく様々なデータを統合しセグメントを細分化することで、シームレスでよりパーソナライズされたOne to Oneマーケティングを実現します。
【「b→dash」導入により期待される効果】
「b→dash」の導入により、これまでオンラインとオフラインで分散していたユーザーデータが蓄積・統合されることで全てのデータを横断的かつシームレスに活用し、ユーザー毎に最適化された施策を打つことのできるデータマーケティングを可能にします。例えば、既に多くの業界で取り組まれているような個々の顧客へのメールの出し分けを可能にするだけでなく、店舗で初回購入を行ったユーザーに対してECサイトでのリピート購入を促したり、ECサイトでの購入ユーザーに近隣店舗の情報をプッシュ通知でお知らせし来店を促すことも可能です。
「b→dash」を活用することにより、既存のマーケティングツールだけでは難しいとされていた、会員情報やアプリのダウンロード情報、ECサイトの購買情報、店頭購買情報、WEBサイトや広告の閲覧情報などを一気通貫で連携・分析、活用しやすいデータを、いつでも参照・抽出できる環境を実現します。それにより、データ活用に関する特別なリテラシーやスキルを持たずともデータを活用することが可能となり、施策や分析を講じたいときにすぐに実践できるようになります。また、必要な機能毎にツールを契約し導入していく場合とは異なり、ツール活用時の工数・費用の削減も期待されます。
この度の「b→dash」の導入を期に、フロムスクラッチは、良い商品を作り、適切にお客様に届け、多くのお客様に満足してもらうことを責務と考えるメーカーズシャツ鎌倉のビッグデータ活用をサポートしてまいります。今後もビジネスを支えるデータマーケティングを推し進めることで、今まで以上にMade in Japanを発展させ、日本のモノづくりをより強化すべく、メーカーズシャツ鎌倉のデジタルシフトを推進してまいります。
【メーカーズシャツ鎌倉株式会社 オンラインショップ 店舗責任者 田原 和敏氏 コメント】
一人ひとりに愛され続ける「鎌倉シャツ」を目指す当社では、「鎌倉シャツ」をどこでもご購入いただけるよう、1998年にオンラインショップを開始して以来、実店舗だけでなくECサイトでの販売にも力を入れてきました。今回の「b→dash」導入により実店舗とオンラインショップ上の顧客データを連携することで、お客様一人ひとりに合わせたOne to Oneのアプローチを強化して参ります。これにより、他の顧客管理ツールでは実現が難しかった、会員へのメールの細かな出し分けや、リアル店舗のデータを活用してECサイトでの顧客体験の質を高めるアプローチ施策なども可能になりました。
それだけでなく、細かなデータ管理に時間を割く必要がなくなりマーケティング部門の工数削減にも繋がるため、今後は、これまで以上に顧客視点に立った企画立案を行うなど、マーケティングのより戦略的な部分に注力していきたいと思います。