
モバイルアプリ活用がもたらす
マーケティングの「光」と「闇」
事例から読み解く“データ統合”のインパクト
生活者の変化に伴い、マーケティングの在り方が変化しています。これまで多くの会社が、Webサイトの刷新やデジタル広告、SNSの運営等に多額のコストを投じてきましたが、それに加えて自社独自のモバイルアプリの開発にも注力する企業が増えてきています。
しかし、多額のコストを投じてモバイルアプリの開発を行い、リリースまで至ったものの、思ったような成果を出せている事例は多くありません。なぜ、モバイルアプリ開発は期待通りの成果を出せていないのでしょうか。それは企業が、モバイルアプリにおけるコミュニケーションをメールやWebサイトといった、その他の既存のチャネルのコミュニケーションと独立したものにしてしまっているからです。すなわち、一つのブランドから複数のチャネルでメッセージが届くものの、それぞれの内容がバラバラになっており、違和感のあるコミュニケーションになってしまっているという状況です。
一方で、このモバイル時代において成功している企業は、そうでない企業と何が異なるのでしょうか。それはモバイルアプリ、Web、オフラインの「データの横断的な活用」こそが、決定的な要因となっています。データを活用し、生活者にとってシームレスなコミュニケーションを実現できているからこそ、期待した成果につながっていると言えます。
本誌では、モバイルアプリだけでなく、Webやオフラインにおけるデータを統合して、ユーザーの行動を可視化し、本当に求められるコミュニケーションを、いかに実現していくかを考えていきたいと思います。
- リリースしたモバイルアプリがマーケティング目的を達成できない理由
- モバイルアプリ開発で「優れた顧客体験を生み出す企業」「成果を出せない企業」の違い
- モバイルアプリ、Web、オフラインデータ統合事例のご紹介
本誌では、モバイルアプリだけでなく、Webやオフラインにおけるデータを統合して、ユーザーの行動を可視化し、本当に求められるコミュニケーションを、いかに実現していくかを考えていきたいと思います。